個性と考える力を伸ばす総合学習(学習教室) オンリーワンスクール広島西教室


オンリーワン教室風景

小出先生の講演会(尾道市向島)に参加して

2022年11月12日
11月5日(土)に尾道市向島で開催された「小出裕章さんに聴く会」に岡山と島根のインストラクターを誘って参加しました。私は8年前に岡山で行われた講演会に初参加して以降3度目。現在、原発再稼働や新設の流れの中、スクールが最も重要と考える「事実を正確に把握する」ことを実行すべく、最新情報を教わり、スクールの子どもたちにもわかりやすく伝えたいという思いで赴きました。貴重な資料や情報をたくさん頂戴することができました。
早速、「地震の巣と原発の立地点資料を見て」という資料をもとにレッスンを行い、意見を作ってもらいましたので一部を紹介します。

日本と他の国の考え方は全然違うのだなと思いました。他の国は原発と地震の巣の距離を取っている。日本は全部地震の巣に囲まれているのに原発を作るぞ、と総理が言っている。地震が起きたらものすごく大変になるのに、と僕は心配だ。(小5)

他の国は大地震が集まる場所を避けて原発があるのに、なぜ日本は大地震があった場所の近くに原発があるのか?不思議に思う。(小6)

強い地震がある場所には外国はあまり作っておらず、日本だけが、地震の強い場所に原発を作っていてとても危険である。でも、日本がそうしているのには、いくつかの理由があると僕は思う。一つ目は、日本の領土がとても小さいからである。日本は小さな島の集まりでできているためアメリカのように強い地震の震源から遠くにすることが出来ない。だからと言って、原発を増やす必要は、ないと思う。二つ目は、日本は、たくさんのプレートでできている。だから、強い地震が多いならなおさら原発を増やしてはいけないと思う。三つめは、政治家の考えがとても古いからではないか。この、政治家の古い考えを改めていかないと原発による被害は減らないと僕は思う。 (小6)

@中国地方の原発、尾道付近の原発の資料を見て
事実・・・尾道からみて原発は250q以内に5か所ある。福島原発の時のように事故が起きたら放射性物質は風向きによっては250q流される。
意見・・・250Km先にも放射性物質が届くととても危ない。人口が少ない所に原発を行うということも許せない。なぜならそこに住んでいる人が犠牲になるから。
A地震の巣と原発の立地点資料を見て
事実・・・日本は大地震が起きているところに原発がある。他国は地震を避けたところにある。
意見・・・日本は土地が小さいのに、たくさんの原発を作っている。もしまた大地震が起きたら大変なことになるのになぜ再稼働を進めるの?
(小6)

その他、「これまで原発は自分とはあまり関係ないと思っていたけれど、事故が起きたら被害にあうことがわかった。関心をもちたい。」という高校生の意見がありました。今後も、ともにエネルギー問題を勉強し続け、対話し、自分事として考え最適解を導き出せる次世代の育成に尽力いたします。
会を準備および資料使用の許可をしてくださった主催者様に感謝申し上げます。ありがとうございました。(田村)
posted by まうんてん。 at 14:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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